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「あんたも歳をとればわかる」って、本当の意味は?──その一言が、どうしてこんなに苦しいのか

2026 1/08
👵🏻 親とわたしの介護ノート
2026-01-08
あんたも歳をとればわかるって?

先日、洗面台を新しくしました。
それだけの話だったはずなのに、
文句が止まらなくなっちゃって。

  • 歯ブラシの位置がわからない
  • 扉を開け閉めするのが面倒
  • スイッチの場所がわかりづらい
  • 電動歯ブラシが使いにくい
  • コップを出しっぱなしにしたくない
  • いちいち拭いてからしまうのが嫌
  • そもそも洗面台を変えなきゃよかった

次から次へと、終わらない。

「慣れるしかないよ」
そう言ったら、返ってきたのは決まってこの言葉。

「あんたも歳をとればわかる」

……もう、聞き飽きた。


目次

その言葉は「説明」じゃなくて「遮断」だった

最初は
「老いは大変なんだろうな」
「不安なんだろうな」
そう思おうとしました。

でも、何度も繰り返されるうちに気づく。

この言葉は、
気持ちを説明するための言葉じゃない。

👉 会話を終わらせるための言葉
👉 相手を黙らせるための言葉

「あなたはまだ若い」
「だから理解できない」
「この話はここまで」

そうやって、
こちらの言葉を無効化する呪文だった。


「歳をとったから」は免罪符じゃない

歳をとると、不便は増える。
できないことも増える。
それは事実。

でも、

歳をとったからって、
他人に文句をぶつけていい理由にはならない。

これは、絶対に違う。

人はみんな歳をとる。
誰かの助けを借りながら生きるようになる。

だからこそ本来は、

  • ありがとう
  • ごめん
  • 助けて

この言葉が増えていくはずなのに。


「あんたも歳をとればわかる」の正体

この言葉を使う人は、
老いを語っているようで、
本当はこう言っている。

  • 弱くなった自分を認めたくない
  • 変化に適応できていない自分を正当化したい
  • 立場を下げたくない
  • 不安や怖さを言葉にできない

だから、
一番近くて、反撃してこない相手に
怒りとして投げる。

それが文句になる。


いちばんつらいのは「否定され続けること」

こちらは、

  • 配置を工夫して
  • 使いやすいように整えて
  • 衛生面も考えて

それでも返ってくるのは、

「変えなきゃよかった」
「不便になった」
「わかってもらえない」

怒られるより、
文句より、
“わかろうとしても否定される”ことが一番つらい。

だから、涙が出た。


私は、こんな年寄にはならない

この一連の出来事で、
はっきり決めました。

こんな年寄にはならない。
断言して、実行する。

老いは避けられない。
でも、どう老いるかは選べる。

  • 不便を誰かのせいにしない
  • 助けてもらったら、ちゃんと感謝する
  • 自分の不安を、怒りにすり替えない
  • 「歳だから」で思考停止しない

それを、私は選ぶ。


老いで変わるのは「年齢」じゃない

歳をとって人が変わるんじゃない。
元からの思考グセが、濃くなるだけ。

だから私は、
今のこの違和感を忘れない。

「おかしい」と思った感覚を、
ちゃんと覚えておく。

それが、
未来の自分を守ることだと思うから。


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